【e-Tax】電子証明書の有効性確認失敗(702)の対処法

正社員以外の働き方や副業が普通になってきている中、確定申告をする人も増えて来ているのではないでしょうか。

税務署に足を運ばなくていいうえ、源泉徴収票や病院の領収証などの添付書類を省略できるe-Taxを利用している人も多いと思います。

今回はe-Taxで毎年必ず躓くマイナンバーカードの認証について、特に有効性の確認で僕が実際にハマったことを対処法も含めてご紹介します。

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電子証明のパスワードロックには注意しよう

電子証明書の有効性を確認する時にパスワードの入力が必要です。

このパスワードがなかなかの曲者で、これに苦しめれた経験がある人は結構多いはず。

  • 署名用電子証明書(英数字6桁以上16文字以下)
  • 利用者証明用電子証明書(数字4桁)

上記の2種類のパスワードがあるので注意しましょう。

署名用電子証明書のパスワードは5回連続で間違えると、利用者証明用電子証明書のパスワードは3回連続で間違えるとロックがかかり、役所の窓口に行かないとロック解除できないという鬼仕様なので細心の注意を払ってください。

ロックがかかってしまった場合の対処法はこちらをご覧ください。

e-Taxを始める前に有効性を確認するも失敗(702)

確認するにはJPKI利用者ソフトを使用します。

公的個人認証サービスのポータルサイトの「利用者クライアントソフトのダウンロード」からダウンロードすることができます。

ソフトウェアを起動して「自分の証明書」をクリックするとICカードを読み込み、右下の「有効性確認」をクリックします。

…確認失敗(702)

電子証明書の有効性失敗(702)

有効性の確認をパスしないと何もできません。e-Taxを開始する際、一番最初にマイナンバーカードの読み込みをします。

その時にこの有効性の確認で有効判定をもらっておかないといきません。e-Taxを始めることすらできないのです。

ググっても解決方法はでない

わからない時はとりあえずググる。これ基本…

なのですが、ほとんどヒットしない。

1件だけYahoo知恵袋がヒットしましたが、この内容を見ると最終的にカードリーダーが未対応機種だったようですが、僕は現在も使用中のカードリーダーを使ってe-Taxを5年程やっています。なので未対応というのは考えにくい。

でも実際にエラーが出ているので、原因を見つけ、解決しなければいけません。

ひとつひとつ確認して原因を特定してみます。

有効性の期限は大丈夫?

まず有効期限を確認します。有効期限が切れていては当然使えません。

有効期間の満了日欄を見て、期限が切れていないことを確認しましょう。

有効期間の満了日

画像では伏せていますが、僕の場合はあと1年程あり大丈夫でした。

ちなみにコールセンターの人によると、期限内であっても、例えば住所が変わった等の理由によって使えないこともあるそうなので、引っ越しをした人はご注意ください。

OSは対応している?

そもそもの話になりますが、OSが対応しているかの確認は必要ですね。

僕がe-Taxを行おうとしているのはWindows 7 Service Pack1です。

対応OSに関しても公的個人認証サービスのポータルサイトでご確認ください。

それにしても対応ブラウザがIEのみって…ね。

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カードリーダーは対応している?

すべてのカードリーダーが使えるわけではありません。

対応機種を調べてからカードリーダーを購入しましょう。

対応機種一覧は公式のウェブサイトの「ICカードリーダライタのご用意」で確認してください。

僕が使用しているものがこちら。

住基カードの時から使っていて、マイナンバーカードも問題なく使用できます。価格も安いのでおすすめです。

フリーダイヤルに電話してみた

僕がこの確認失敗(702)にやられたのは日曜日でした。

確定申告の締め切りまで5日間しかなく焦っていました。

なのでこの日曜日中に少なくとも問題なくe-Taxの作業がだきることを確認しなければいけません。

公的個人認証サービスの優秀なところは土日も電話対応してくれる点です。

しかもフリーダイヤル、素晴らしい。

土日働いてくれている人ありがとう!

と感謝の気持ちを持ちつつ電話します。

電話に出てくれたのは物腰の柔らかい感じの男性。僕と同年代(30代)くらいでしょうか。

状況を説明して「確認失敗(702)」であることを伝えると、調べるため少し保留。その後…

male

ベテランの詳しいものにも確認したのですが、過去に一度も見たことのないエラーです…


male

まじでか!?

male

正直わかりません!…

実際はもう少し遠回しに、やんわりと、わからないことを伝えられました。

道理でググってもほとんどヒットしないわけですね。

普段からいろいろなエラーを相談されているであろう人達も初見のエラーですからね。

その後は上記に書いたような、対応機種かどうかなどの確認がありました。教えてもらった確認項目は既にチェック済みでした

カードリーダー故障の可能性

担当者さんによると、対応機種、有効期限、操作手順のすべてが正しい。

あと考えられるのはハードの問題ではないかとのこと。

確かにカードリーダーを購入してから5年くらいは経ちますから、故障していても不思議ではありません。

カードを読み込む時に時々読み取りエラーが起きてたので、心当たりがありまくりです。

ちょうど予定も入っていたのに外出ついでに買って試してみようと思い、電話を切りました。

自力で見つけた解決方法はこれだ!

電話切ったところでふと思いました。

今まで試してたのはWindows7のデスクトップPC。

過去のe-TaxもすべてこのPCから行っています。

Windows10でやってみたらどうだろう?

新しいカードリーダーを買っても動く保証はないし、とりあえず試してみる価値はある!

ちょうどノートパソコンが10だったのでやってみると…

effectiveness-correct.jpg

やった!いけた!

パソコンを複数持っている人限定になりますが、対処法が見つかりました。

702エラーが出た時は、ぜひ違うOSで試してみてください!

さいごに

Windows7ももうすぐ終わりなのであまり多くの人の参考にはならない内容だったかもしれませんが、1人でもどなたかのお役に立てたなら幸いです。

この作業を始めることができたのは確定申告締め切りの約5日前です。筆者は会社員のため平日に役所に行ったりすることが不可能のため、このエラーを解消するのに役所の窓口に行かないといけなかったり、そもそもエラーの解消が困難の場合に、電子申請を諦めて郵送や窓口で確定申告をするといった時間がありません。

確定申告がこんなにギリギリになってしまったのは、前職のブラック企業EF(仮名)が違法に源泉徴収票を出そうとしなかたったためです。正直めっちゃ腹立ちます。時間ギリギリでしたが、税務署に指導してもらってようやく源泉徴収をゲットすることができました。

ブラック企業EFについてはこちらをご覧ください。

こんなにバカな会社があるのかと呆れることでしょう。

それでは今回はここまで。また次回もよろしくお願いします。

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